成年後見
成年後見とは
成年後見とは、アルツハイマー病など本人がどうするべきなのか、どうした方がいいのかを判断する能力が不十分な状態の人に代わって、第三者を代理人とたてることで、判断能力のない人を守る制度のことをいいます。
成年後見を行っていることで、痴呆や認知症の人たちでも悪徳業者に高額な商品を無理やり買わされることを防ぐことができるのです。
悪徳商法などは基本的に本人が判断能力欠如している場合に付け込まれています。
こうした事件から守ることができ、日々の生活が安心して過ごせる状態にできる制度です。
成年後見制度には大きくわけて2つあります。それが任意後見制度と法定後見制度です。
任意後見制度
任意後見制度とは、後見制度を依頼する本人にまだ判断能力があるうちに、将来のために成人後見人をあらかじめ選んでおき、必要になれば申請する方法です。あらかじめ準備しておくより、本人の意思や考えを反映さることができます。
法定後見制度
法定後見制度とは、痴呆などにより本人がすでに判断能力が欠如している人に対して親族などが後見人の選出を依頼する制度になります。